会議で活躍する「ミーティングパネル(電子黒板)」とは?

2020/09/25

会議で活躍する「ミーティングパネル(電子黒板)」とは?

ミーティングパネル

オフィス内で会議を開く際、メモを書き込むためにホワイトボードを用意したり、資料を投影するためにプロジェクターを用意したりするケースも多いものです。

また、最近ではコロナ禍の影響もあり、オンラインミーティングのために大型のディスプレイを利用するケースも増えているのではないでしょうか。

しかし、これらのツールを一つずつ用意するのはコストもかかり準備に労力を要してしまいます。

そこでおすすめなのが、会議用に開発されたミーティングパネル。今回の記事では、ミーティングパネル(『電子黒板』や

『インタラクティブデジタルサイネージ』とも呼ばれる)とは何なのか、どのような用途に活用でき、これまでの会議とは何が変わるのかについても詳しく解説していきます。

 

最近では教育で学校の授業や学習サイトを画面に表示する際に電子黒板が活用されていることが見かけます。ictが流行り大学生の中ではタブレットペンを用いて教材を操作したり、社会人の方でもセミナー等でスクリーンを活用してサービスを発表したりビジネスシーンでも活用されてきました。
これからの電子黒板の業界に注目です。

他の記事ではメーカーの価格やソフトの種類などを比較して紹介しています。

ミーティング

ミーティングパネル(電子黒板・インタラクティブサイネージ)とは?

ミーティングパネルとは、「ホワイトボード」「プレゼンテーション資料の投影」「Web会議システム」の3つの役割をマルチでこなせるデバイスです。それぞれの機能について詳しく紹介しましょう。

 

ホワイトボード

ミーティングパネルには、ホワイトボードのように自由にメモを書き込んだり消したりできる機能が搭載されています。大型の液晶パネルを直接指でなぞることにより、一般的なホワイトボードや黒板と同じような使い心地を実現。

メモとして残した文字や図をスマートフォンのようにピンチイン・ピンチアウトで拡大や縮小ができるほか、フリーハンドで描いた直線などの図形を自動的に識別して正確な直線に書き直すこともできます。

プレゼンテーション資料の投影

ミーティングパネルに付属のワイヤレスドングルをPCに接続すれば、HDMIケーブルなどで物理的に接続しなくてもプレゼンテーション資料の投影が可能です。

発表者がわざわざステージ付近までPCを持ち歩いたり、事前に主催者に対して資料を共有しておく必要もありません。狭い会議室でも自席についたままプレゼンテーションができるため、準備に手間取って会議の時間が押してしまうこともなくなります。

 

Web会議システム

WEB会議

これまで会議室でWeb会議システムを利用する場合、PCでアプリケーションを立ち上げた後でディスプレイやプロジェクターに接続する手間がありました。
しかし、ミーティングパネルには本体にWeb会議システムが搭載されているため、会議室にPCを持ち込む必要すらありません。

 

また、ミーティングパネルそのものに高性能なマイクやカメラ、スピーカーも設置されているため、音量が小さくて聞こえづらかったり、自分の声が相手に届きづらいといった問題も解消されます。
PCやスマートフォンでのWeb会議にありがちな音量や音割れの問題も解消され、クリアな音質でスムーズなコミュニケーションが実現されます。

 

ミーティングパネル(電子黒板・インタラクティブサイネージ)の効果

これまでの一般的な会議では、会議に必要な機材の準備や資料の事前共有、さらにはWeb会議での通信トラブルなど、さまざまな問題が起こりがちでした。

結果として準備や問題の解消に多くの時間が割かれてしまい、本題である会議がなかなか進まないといったケースも少なくありません。特に経営層や幹部社員は時間の確保も難しく、十分な準備ができていないとスケジュールを後回しにされてしまうことも。

 

そのような問題を解消するためにも、ミーティングパネルが1台あればスムーズに会議が進行できるはずです。
また、プレゼンテーション資料の投影やWeb会議システムなどは、ITスキルがないと機器の接続や設定が難しく、総務や情報システム部門の担当者がサポートに追われてしまうこともあります。

会議に不可欠な機能がすべて揃ったミーティングパネルがあれば、誰でも設定に戸惑う心配がないため安心して利用できることでしょう。

また、ホワイトボードに書き込んだ内容をスマートフォンなどで撮影し、後で画像を見ながらメモをPCで清書する使い方もありがちですが、PDFなどの電子データに即座に変換が可能なミーティングパネルを導入すれば、生産性も一気に向上するはずです。

このように、ミーティングパネルは従業員によって異なるITスキルの差を解消し、生産性を高めるための有効なツールとして注目されているのです。

 

デジタルサイネージとミーティングパネルの違い

会議室に設置する大型のディスプレイと聞くと、デジタルサイネージのようなものをイメージする方も多いのではないでしょうか。

確かにデジタルサイネージにも使用される大型の液晶ディスプレイを設置すれば、使い方次第でPCを接続してメモを共有したり、プレゼンテーション資料の投影やWeb会議システムにも活用できるでしょう。

 

しかし、ミーティングパネルとの最大の違いは、あくまでもデジタルサイネージや大型の液晶ディスプレイは単独では使用できず、PCなどに接続する必要があるということ。ミーティングパネルは単体でさまざまな機能が集約されており、他にPCやスマートフォンなどのデバイスを接続しなくてもすぐに利用できるのです。

従業員の生産性を今以上に向上させたい経営者や、会議の準備に毎回多くの時間が割かれていて悩んでいる企業担当者は、ぜひミーティングパネルの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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